What is Natural Japanese ?
外国語を習うということは、究極的にはその言語の文化を身につけるという行為であると言えます。
例えば、ある日本語学習者が外国語として日本語を一応問題なく使用できる程度に習得したとしても...母語話者の好まれる「言い回し」という「感覚」に合わないためにコミュニケーションにつまずくことがあり得ます。そのような点が克服されて初めて「自然な日本語」あるいは「日本語らしい日本語」という域に逹したと言えます。
本学では、日本語という構造だけではなく、その背後にある「日本語話者の認知の営みと文化を理解する場」 としての日本語教育を行います。
本学で行う教授法は、日本語学習初期において「認知言語学」や「社会言語学」、そして「対照言語学」等の 概念を取り込み、それらを反映させた独自のテキストで行います。
そして、日本語の特徴でもある「日本的配慮」や「母語話者の感性」を、日本語を学ぶことによって理解し、 できる限りにおいて身につけてもらうことを学習目的とします。
- 眼前の事態を見えのままに捉える言語化する
- 自分と聞き手との関係づけを一刻一刻意識して言語表現する
- 終助詞や感動詞の多用で共同注意を促し、オノマトペで臨場感あふれる共有化を図る